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北広島町在住のクリエイターmanboがビール片手にだらだら書く自己中な日記です。


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リハビリの結果。

過剰に反応してする親の下で、あれこれダメ出しをされ続けたり
ひとつひとつを訂正されながら育つと、子どもはどもりになるらしい。

親は、子どもの将来を思って、やってんだろうにねえー。
そこにエゴがあるのかな。

どもり、って真似してるとうつりますよね。
チックとかもそうだけど。

人間工学的に、楽なのかな?うつるってことは。

ちなみにうちの旦那も緊張すると、どもる。
(この人のマネをして遊んでいるのだが)
口悪い祖父に育てられた、うちの旦那。

否定され続けて育っていたのだねえ、と、
一緒にいるとじんわり伝わってくる人だった・・・

「いらないことをやらなければよかった」
(これを岡山弁で「いらんことせんかったらよかった」)
が口癖で、なにをしても必ず最後に言っていたが、
私には「いらんことするな」という誰かの声がいつも聞こえた。

きっと彼の心の中に響く、祖父の声だろう。と、今は思う。

精神的にも幼稚で、計り知れない彼だったが、
ここ数年で少しずつ、変わってきた。

自分の知らない世界に対して、いつも否定的で、
それでいて片田舎の社交性のない、
自営業の超世界のせまい家庭環境で育ったんだから、
たまったもんじゃない。まさに知らないことだらけ。

「あんなことして楽しいのか?馬鹿じゃないの」
とか、じめじめしたことを言ってたのが、
「楽しいのかな」
に変わり、
「やってみたいなー」
に変わってきて。

私はいつも「楽しいんだよ」「楽しいからやってんじゃないの?」
と言いつつも、私が知っていると思うと今度は嫉妬に燃えて、
うざいうざい。そんな数々の奇行に、かなり限界がきていたので、
「やってみたらわかるんじゃないの?」で終わりにしていた。
(無視したら怒るし)

思えば、まだ子供だったんでしょうねー。

そして最近、「やってみたいなー」から、アクションに移れるようになった。
これは本当にすごいことだ。
(「つり」とか「ボーリング」とか、超普通のことなんですけどね)

こんな超普通のことに挑戦できないって、そんな感覚。
理解できる人はあまりいないと思われる。

私自身、この人10年以上が近くにいなかったら、
絶対に理解できなかったと思うし、そんなことはどうでもよかっただろう。

が、否定され訂正され続けて育つことが、
こんな普通の楽しみに挑戦することすらできなくなってしまう、
ということの重大さに気付けて、育児中の私としては大変感謝の念である。

彼にしてみれば、私との生活は、谷底に突き落とされるような、
厳しい厳しいリハビリだったんじゃないかと思う。
私にしても、デリケートな人間が家族にも友人にもいなかったので、
そんな傷つきやすい性格にかなりのカルチャーショックだった。
さらに、部屋を散らかせなくなったので、厳しいリハビリだった・・・
そして今だにリハビリだ・・。

しかし、もともと超子供嫌いの私。
(今もあまり得意とはいえないが)
子供好きな彼と結婚しなかったら、産んだかどうかすらわからない。
全く価値観の違う彼のおかげで、視野が激しく広がったことは、確か。
なんにせよ視野は広がった方がいいもんね。
by manboblog | 2008-10-08 07:06 | 日々のつぶやき