北広島町在住のクリエイターmanboがビール片手にだらだら書く自己中な日記です。
by manboblog
記事ランキング
manboの情報コーナー
メール・ご注文はこちらからです↑
【ブログショップ】
ブログ限定お買いものコーナー
メールでご注文ください。
(送料¥360/¥5000以上で送料無料)
石けんはどれでも1つ¥400 約60g。
画像一覧
以前の記事
2018年 10月2018年 09月
2018年 08月
more...
検索
その他のジャンル
カテゴリ
全体日々のお知らせ
日々のおしごと・・
日々のせっけん
日々の千代田町
日々のあそび
日々のレシピ
日々のアイテム
日々のおすすめ
日々のつぶやき
日々のバドミントン
日々の家
日々のせっけん教室
日々のかご
日々のつながり
日々の達観
亡き母への思いと、中華食レポ。2本同時開催。
「おばあちゃんは今プールに飛び込んで遊んでるよ、
めっちゃイメージできるわー」
と、高校生の息子がご飯を食べつつウキウキと話す。
私もよく思うんだけど「母さんは体がなくなった今が一番似合ってるなあ」と。
生きてる時は、あちこち痛かったり重かったり、苦労してたから。
なんだかよくわからないのだが、
母が死んで、ジメジメと泣いてばかりいて、
「誰でも3ヶ月は寂しいものよ」とたくさんの先輩方に慰められ。
ある日「あ、3ヶ月、たった」と、気がついて、
運転中だったんだけど目の前に鮮やかな夕焼けが広がっていて、
「ちゃんと向き合って、いろいろ仕切り直して来てよかった」
と、今まで、思ってもなかったことが湧き上がってきた。
寂しい気持ちは思った以上にねっとりとこびりついて、
予想以上に時間を費やしてしまうけど。
それにしたって私のこの状況。
呆れてものも言えないよ、
早く自分のやることを全力でやりなはれって声が心に響いて、
はてと、我に返り、感謝の気持ちも湧いてきたりして、
それでもまあ、物理的にさみしいので、
この感情は、自分の人生の宝だなあと、相変わらず思ってて、今、ここ。
人には、悲しみを知り得られる深みが必要なのだ。
…と、ここら辺から、目からウロコと言うか、
屈折していたいろんなことが、すっきりと見えて来て、
それは意味がない、そこが問題じゃない、と言われ続けたことが、
自分にとって意味があったと気がついて、とてもラクになった。
そうか、実は、そこに意味があったんだ。
だから他の人と共感できなかったんだって。
でも、それは誰にでも当てはまるものではなく、
結局は「必要」も「不要」も、自分で決めること。
そこのジャッジを間違えると、どんなに頑張っても、成功しても、
ずっと虚しさがつきまとう。
私にとって必要なものは、隣の人にとっては不要なものなんだろう。
それは、みんな、役割に応じて違うんだと思う。
他にも、わかったことがあって、
それは、時間。
時は金なり。
時間はかけがえのないもの。
ずっとそう思ってきたけど、それは違った。
問題は、時間じゃないんだって気がついた。
時間は、一見平等に見えるけど、それは違う。
一人の人が生きられる時間は限られていて、
どんなに大事なものを大切にしても、
持ち主がいなくなれば、すべてゴミ。
大事にしていたお財布や、書類や、パスポートや、ハンコや、
いろんなものが、主人がこの世からいなくなると、ゴミになる。
だからこそ時間はかけがえのないもの。
そう思っていたし、母が死んでしまうとわかってから、
より一層、そう思ってきた。
けど、違った。
大事なのは、時間じゃない。
生きている間に、何を感じるのか。
どれだけ、喜ぶのか。
よく思い出すけど、母はモルヒネでぼんやりしだしてからも、
「今日はずっとお料理してるのよ、マサオにいろいろ食べさせたくて」
と、ひとりで笑って話していた。
母は、確かに喜んでいた。
現実か、真実か、幻覚か、夢か。
それらはすごく重要な違いだけど、
生きている間は喜ぶべきじゃないのかな。
最後の時になって、自分が何もできなくなっても、
喜んだ記憶は、自分の中から湧き上がってくる。
生きているからこそ味わえる、喜びが、
確かにそこにあって、人は、一人で生まれてきて、
一人で旅立つんだなあって、教えてくれる。
夢の中で喜んだって、
その人にとって「嬉しい」と言う事実が確かにそこにある。
大事なのは時間じゃなくて個人が何をどう感じるのか、
ってことなんじゃないか。
私たちは生まれた時から、いつか死ぬって、
リミッターをかけられてたから、
どうしても時間が一番大事だと思ってしまう。
あることにはとても感謝しなくちゃいけないけど、
平等なようで、平等ではないし、
概念の変動は激しく、常に流動的で、
あると思っていたらなくて、
ないと思っていたらある、そんなもの。
人が喜ぶこと、何を感じて何を思うかは、それよりもずっと崇高.。